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深谷の家
FUKAYA house
敷地:埼玉県深谷市
構造:木造2階建て
規模:236.61㎡
写真:FOTOTECA 木田勝久
敷地に訪れると東側には畑が広がり気持ちの良い風が吹いてきていました。
深谷は夏から秋にかけて降水が多く、冬になると北からの季節風が強く、乾燥するという太平洋側の気候の特色とともに、内陸性気候の性格も併せもっています。
夏と冬の平均気温の差が大きく、さらに日中は暑く、夜間は涼しいという一日のなかでの温度差も大きい地域です。
その為、この東から風と光を上手に採り入れる事は快適なすまい作りの重要な手掛かりとなりました。
敷地東側に広がる畑から気持ちの良い風と眺望が確保出来る、この敷地の一番気持ちの良い場所に2層吹抜けのリビングを設け、それぞれの部屋で包む様な構成になっています。
東庭も眺めるだけでなく、生活の一部として積極的に出て活動して貰いたいと思いリビングの建具は全開放する事が出来るようにしました。
リビングは縁側テラスとフラットにつながっており、深い屋根で守られているので汚れも少なく気軽にそのまま外に出られます。
竣工後の様子を聞きますと子供たちも東側の庭を身近に感じてくれているようで、毎日庭で楽しく遊んでいるとのことです。
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